多汗症の人はわきがになりやすいの?

汗を分泌させる汗腺には、エクリン腺とアポクリン腺という2種類があります。
エクリン腺から出る汗の量が多いものが多汗症、そしれアポクリン腺から出る汗の量が多い場合がワキガです。

 

このように、そもそも分泌される汗の種類が違うので、多汗症の人=わきがという訳ではありません。

 

ただ、イメージ的にはどちらも汗が原因のため、普通の人よりも大量の汗をかく多汗症の人はワキガという印象があるかもしれません。
また、わきがと勘違いしてしまう理由のひとつに「脇汗がすごい」というのがあります。

 

多汗症には、全身に汗をかく「全身性多汗症」と特定の部分にだけ汗を大量にかく「局所性多汗症」があります。
異常に手汗をかくという人の場合は、局所性多汗症のうち「手掌(しゅしょう)多汗症」というものです。

 

この中で、脇だけに異常に汗をかくというものもあります。
それが「腋下(えきか)多汗症」

 

大量に脇汗をかいて、わきに汗ジミができてしまうことがほとんどであり、エクリン腺からの分泌量が多いため汗の臭いも強くなるのが特徴です。
アポクリン汗腺から出る汗の臭いとは違うのですが、普通の汗が増えることで発生する汗の臭いをわきがと勘違いしてしまうのです。

 

多汗症は病気のひとつ、治療を受けましょう

 

わきがが体質なのに比べて、多汗症は病気のひとつです。

 

本来は、体温調節のためにエクリン腺からの汗の分泌量が異常に増えてしまうので、体温調節の役割を機能的に果たしていないことになりますよね。
このエクリン腺からの大量の汗分泌というのは自律神経である交感神経の働きが弱っていることが原因です。

 

自律神経失調症のひとつにもなっているので、精神的にストレスが高まった状態や緊張状態になると汗が分泌量が増加します。

 

脇汗は、シミになってどうしても人目についてしまうので、中には対人恐怖症や鬱病を引き起こしてしまうケースも。
しかし、きちんとした治療を受けることで完治を見込めますので、自分で対処するよりも早く効果が現れるはずです。

 

多汗症が気になる人は、皮膚科で相談することをおすすめします。

 

また、手術がこわいという人は「ボトックス注射(ボツリヌス療法)」も効果があるようです。
施術時間も10〜20分程度で、数ヶ月〜1年ほどは効果が持続すると言われているので、試してみるのもいいかもしれませんね。

 

手軽に始められるアイテムとしてはデオドランドクリームという商品もあります。
毎日使用する必要はありますが、脇にクリームを塗るだけで汗やわきがの臭いを抑えてくれるものなので便利です^^