代償性発汗とは?

わきがの手術は様々な種類がありますが、根本的なわきがの治療ができる反面リスクもつきものです。
今回はその中から代償性発汗について説明していきます。

 

代償性発汗とは、一部の場所の汗腺の機能を止めてしまったことで、他の場所からの発汗量が増えてしまうことをいいます。
わきが手術の場合は、脇の汗腺を摘出するため背中や手のひらに大量の汗をかくことが稀にあるようです。

 

ただ、わきが手術におけるアポクリン汗腺の摘出だけでは代償性発汗は起らないという医師もおり、代償性発汗ではなく不安やストレスからくる精神性発汗である可能性も考えられます。

 

 

多汗症と代償性発汗の副作用

 

代償性発汗の副作用は、多汗症の手術(交感神経遮断術)を受けた際に起こることが多いようです。
わきがの人の場合は、多汗症を併発している人も多いため、わきがの手術で代償性発汗が起こったと勘違いしている人が多いのかもしれません。

 

「交感神経遮断術」とは、汗の分泌指令を出している交感神経を切断して、その働きをなくしてしまう手術のことです。

 

以前は、多汗症(顔、頭)の手術で第2交感神経を遮断する手術が行われており、その副作用として多くの人が背中や胸に大量の汗をかく代償性発汗の副作用が起こっていました。
そのため、現在では第2交感神経の遮断はほとんどの医療施設で行われていません。

 

さらに、第3交感神経の切断でも同様の副作用が報告されており、現在では第4交感神経の切断が主に行われているようです。
ある医療施設では、第4交感神経切断を行った4000例以上の症例に対して、副作用が確認されたのは約2%だったという報告もされています。

 

ただ、どのようなタイプの人が代償性発汗の副作用が起こるのかということは分かっていません。

 

 

わきが対策にデオドラント剤がおすすめの理由

 

わきがの手術は、わきがの臭いを根本的に解決できるというメリットがある一方で代償性発汗などの副作用が起こる可能性もあります。
他にも、やけどや傷跡、皮膚の壊死などのリスクもあるため、重症のわきがの人ではない限りあまりおすすめの方法ではありません。

 

そもそも、わきがの原因はアポクリン汗腺ではなく、そこから分泌された汗に細菌が繁殖することが原因です。
そのため、汗の分泌を抑えてさらに細菌が繁殖しないような対策をとることでわきがの臭いを抑えることは可能なのです。

 

デオドラント剤が肌に合わない場合は、かゆみや発疹などの副作用が出てしまうケースもありますが、使う前にしっかりとパッチテストをしていれば防げることです。
手術による副作用が心配な人や軽度〜中等度のわきがの人は、リスクの高い手術を選ぶよりもわきが対策用のデオドラント剤を使うことをおすすめします。

 

 

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