アポクリン腺から出る汗が臭い理由

 

運動をした後や暑い日などは汗をかきますが、人間には汗を出すための2つの汗腺があります。
それが、「エクリン腺」「アポクリン腺」

 

わきがの原因となるのは、このうちのアポクリン腺です。

 

そもそも汗が出る理由というのは、暑い時に汗が出ることからも分かるように「体温調節」をするためです。
身体の中にこもった熱を、汗をかくことで発散させ、体温を37℃前後に保つという役割をもっています。

 

このような体温調節をするために汗を分泌させているのがエクリン腺です。

 

一方、アポクリン腺から分泌される汗はまた違う役割があります。
それは、「臭いを分泌させる」という役割です。

 

アポクリン腺から出る汗は臭いと言われていますが、もともとのアポクリン腺が持つ役割が臭いを分泌させるということにあるのです。

 

なぜ、臭いのある汗を分泌させるの?

 

アポクリン腺の本来の役割は、臭いを発生させることで、異性を惹きつけたり仲間同士を認識させるためのものでした。
昆虫などは、臭いを発生させて雄・雌の求愛行動に利用していたり、犬などもお尻の臭いをかいで仲間かどうかを認識しあっていますよね。

 

そのような行動と同じで、人間も昔はアポクリン腺から出る臭いがフェロモンの一種だったのです。
しかし、人間が進化していく過程でアポクリン腺から発生する臭いは必要のないものになり、エポクリン腺の汗腺の数は減ってきました。

 

ただ、中には遺伝的要素としてアポクリン腺の数が多いままの人もいます。
昔はフェロモンとして使われていた臭いですが、見た目だったり声だったりと他の魅力となる部分が発達してきたことに加えて、人間の嗅覚が退化してきたことで、アポクリン腺から分泌される臭いは、邪魔な存在になってしまったというのが真相です。

 

汗だけでは臭くならない

 

実は、アポクリン汗腺から出る汗が元々臭いわけではありません。臭いが発生する原因は、バクテリウムなどの細菌が原因です。
アポクリン汗腺から出る汗には、タンパク質や脂肪が含まれているのですが、これに細菌が繁殖して、汗を分解し、強い臭いを発生させているのです。

 

そのため、ワキガの臭いを消したいのであれば、汗をすぐに洗い流すか、殺菌性のある商品を使って細菌が繁殖しないようにするのが有効です。